 |
 |
株式会社神戸製鋼所
専務取締役
アルミ・銅事業部門長
煖エ 徹 |
|
|
新年明けましておめでとうございます。皆様方には、平素より弊社の材料の営業活動に多大なるご支援、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
昨年3月に発生した東日本大震災はサプライチェーンの分断、原発事故による電力制限といった未曾有の試練を我が国の産業界にもたらしました。その後、予想よりも早く基幹部品の供給網は復旧し、また、弾力的な生産対応、工夫により電力問題も乗り切りつつありましたが、下期に入ると円高の加速、タイの洪水問題、欧州の経済不安、そして中国など新興国の景気減速により、国内産業界を取り巻く環境は厳しさを増しております。
しかしながら、一時的な後退はあるものの中長期的な視点では、新興国を中心に世界経済の成長は続き、ビジネスチャンスは拡大するはずです。大震災後の復興需要は本格化し、タイの洪水被害からも復旧が始まっており、また、景気浮揚のための経済刺激策も今後、執られるものと思われます。
一昨年、弊社は5〜10年後の神戸製鋼グループ像として「KOBELCO VISION G」を策定しました。ビジョンの骨子は「新たな成長(Growth)に向けた価値の創造とグローバル化(Global)の進展による新しい需要の取り込み」です。
アルミ・銅事業部門としてはその課題を具体化し、実行していくことにより強靭な企業基盤を確立することが目標です。
| 1. |
DP(ダントツ・プロフィット)の確立:
従来のCCI&GO活動の発展形として位置付け、5S、安全の確立をベースに「品質のダントツ化及び材料特性のダントツ化」を進め、弊社の製品が需要家から進んで採用されることを目標とします。 |
| 2. |
海外事業展開の加速:
事業部門の海外売上比率を現在の30%から、将来的に40%まで引き上げます。
特に中国では積極的な投資を行い、本年8月にはアルミ鍛造部品の工場(神鋼汽車 部件)の操業を開始します。また、日本勢としては初となるアルミ板の一貫製造工場の新設を、2015年の稼働開始を目指して推進していきます。 |
以上のような活動を推進する上で大切な事は、メーカーの生命線である「ものづくり力」の強化と「安全・安心な職場」の確立および「コンプライアンスの徹底」によるコベルコブランドの信頼確保です。
本年も事業部門の体質強化を継続して推進する所存ですので、関係する皆様方のより一層のご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。
結びに皆様方のご健康とご多幸を祈念し、年頭の挨拶とさせていただきます。 |