特集

情報誌で振り返るアルミ・銅の歴史 ③(1991~2016)

環境保全と新時代自動車への取組み

地球環境保全 かけがえのない地球を、守っていくために(1998年10月244号)


アルミドロス処理アーク炉
  球環境問題に対し積極的に取り組んできた神戸製鋼は、1992年に「地球環境委員会」を設置し、さらにこの年、社員の家庭や地域とも協力しながら環境保全に関連する多様な取組みを統合したプロジェクト「21世紀コベルコ環境創造プロジェクト」をスタートさせた。 この記事では、工場から出る廃棄物をゼロにする“ゼロ・エミッション”において製鉄所を中心に主な副産物であるスラグやダスト類などの処理コスト低減、再資源化を図り、国内最大アルミ圧延工場の真岡製造所を「廃棄物ゼロ化」を目指すモデル工場にしていることを紹介。他にも、この年に加古川製鉄所、神戸製鉄所で環境マネジメントシステム規格「ISO14001」を取得したことを報告。そして2001年までにアルミ・銅事業本部4工場(真岡・長府製造所、秦野・大安工場)が取得予定であることを伝えている。この後も、地球環境保護に対しては真摯に取り組み続け、2008年には特集記事「地球環境を考える」シリーズを5回に渡って掲載している。

コベルコのアルミ技術が拓く新時代の自動車 NEW GENERATION CAR2000(1999年12月 248号)


  1999年秋、千葉幕張で第33回東京モーターショーが開催。このイベントでは「未来発走。くるまが変わる。地球が変わる。」をテーマに、21世紀を意識したエコロジーと環境保全に取り組んだ自動車が各社ずらりと並んだ。記事では、そのような中でアルミはどのように関わっているかを紹介。「電気自動車」「燃料電池電気自動車」「ハイブリッド自動車の説明およびモーターショーで展示されたアルミ採用の自動車の紹介などを交えながら、自動車のアルミ化とそれに関する神戸製鋼の動きを伝えている。また、神戸製鋼の自動車用アルミ材の取り組みの最大の特徴は“自動車メーカー各社に対し、車体の設計段階から部材の加工・組立に至るまでの周辺技術を含めた総合的なサポートを行うこと”と記載。その後、260号(2003年5月)のNEWS SCOPEのページで、神戸製鋼と米国アルコア社が開発した「マルタイコーン構造」のアルミ材が、マツダ㈱のスポーツカー「RX-8」のボンネットに国内で初めて採用され、鉄を用いた場合と比較して40~50%の軽量化が実現したことを伝えている。
自動車の発展に貢献

さらに環境にやさしいクルマのために(2002年1月 255号)


  ヨーロッパが環境対策の目標として「企業平均でCO2の排出量を1㎞走行あたり140gにする」という管理目標が設けられ、ますます自動車のアルミ化が進められてきたこの頃。前年の2001年秋には第35回東京モーターショーが開催され、さまざまな環境対応乗用車が出展された。記事ではモーターショーに登場したアルミ採用の自動車を紹介すると同時に、アルミ技術のノウハウを持つ神戸製鋼だからできることや、従来の鉄からただ単純にアルミに代えていくのではなく、そこにプラスαをつけていくことが自動車アルミ化の大きな効果を生み出していくと伝えている。
アルミ製サブフレーム︎
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